top of page

第64回魔界〜色欲Lustに向けてと志田くんの壮行会


台風到来やら出張でまた更新が遅れました。


てなことで先週の木曜日のできごとです。この日、ワタシは出張で大阪に夕刻までいて

そこからの移動でのリハーサル参加でした。


魔界は不思議な場所です。


参加しているメンバーのほとんどが「ホームグラウンド」を持っています。そのホームグラウンドの活動とは別に魔界という不思議な場所にエネルギーを費やします。そもそも、出演者には「音楽」「プロレス」「ダンス」「俳優」などのバックボーンがありますから、そのバックボーンそのものがホームグラウンドということにもなりますね。



魔界では自分のスキルがそのまま反映されるわけではなく、常に他の分野との共生をチャレンジする必要があります。


ミュージシャンがライブのみをやり、プロレスラーがプロレスのみをやることの方が熱量やスキルを生かし切ることは容易いでしょう。


魔界はそれぞれの分野が重なるため様々な制約と、努力が必要になります。

その中で魔界が64回を迎えようとしているのは、改めて奇跡的なことだなと、この日、遅れてリハーサルに参加して率直に感じました。




ちゃんと、そこにいる全員が魔界という世界を共有し、そこに向けてエネルギーを放出している。魔界のリハーサルはまさに「濃密」というべきエネルギーが込められています。


そしてそれは人によって強制されたものではなく自主性の賜物です。




ワタシは極力、演出を行わないようにしているのは、この自主性をつくるためです。

そして、その自主性の中心となっているのが、主役の鶴姫こと志田光です。





彼女は、今回の公演のあと、本格的にアメリカに移住し、月に一度だけ魔界のために来日するという形態になります。


この日、リハーサル後、彼女の壮行会が行われました。仕事の都合でこれない人もいましたが、30名近くのメンバーが集結しました。




これも彼女のこれまでの五年間の功績でしょう。言葉ではなく行動で皆を引っ張ってきた彼女のリーダーシップは海を渡ってても続いていくでしょうし、チーム全体も高いレベルの自主性を保てるようになりました。




魔界は参加するメンバーにとってのホームグラウンドではありませんが、そこは「挑戦」の場であり自由な表現の場でもあります。


昨日の夜、正式な発表がありましたが、11月25日にはTHEMAKAIのニューアルバムのイベントとして魔界のスピンオフである「真田疾風録」を行います。これは来年の魔界の形を試す機会となります。




志田くんの渡米後も魔界は進化を続けます。


そして、必ず志田くんに続いて魔界そのものが海を渡りたいと思っています。

そんなわけで、まずは10月の魔界。


志田くんが日本にいる時代の魔界として最高のものを残したいと思います。

ご来場お待ちしております。


切に。




Comments


 Akihito manabe profiel: 

 

研修講師、演出家、脚本家、小説家、作詞家

1968年生まれ

大学卒業後、大日本印刷、吉本興業を経て独立。

「演出」にフォーカスしたコミュニケーションプログラム「アクトレーニング」を開発。教育機関、企業などで幅広く講師活動を行う。

​一方、独特の感性でエンタテイメントビジネスでもハイブリッドエンタテインメント「魔界」の総合プロデュースなどを行う。

 RECENT POSTS: 
bottom of page